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IP携帯電話<定額制>(05/27/2002、5/29/2003更新)

インターネットの通信方式「IP(インターネット・プロトコル)」で音声を送受信するIP電話の携帯版。従来の電話は、1通話ごとに1回線を占有するが、IP電話は声をパケットと呼ばれるデータの固まりに小分けし、交換機より格安のルーターと呼ばれる通信機器でデータを中継するため、通信網を効率的に利用可能。NTT東西の回線や交換機をなるべく回避することで低料金を実現する。(1)

現在主流の携帯電話とIP携帯電話の大きな違いはなんと言っても、IP携帯電話の方がベストエフォート型のサービスであるという点である。この点はインターネットに似ている。多数の人が同一回線を共有するため、場合によっては通信速度が遅くなる場合がある。しかし、「定額制」が導入されるので、長電話好きな人にとっては有り難いシステムである。

(12/28/2002追加情報)

シャープが来年四月にPDA「ザウルス」から電話ができるサービスを始める。NTTコミュニケーションズと組み、無線LANを利用する。当面はザウルス同士での通話サービスになる模様。(2)

これは、既存携帯電話の会社にとっては将来的に脅威になるのではないだろうか。

電話会社のビジネスモデルは、インフラに莫大なコストをかけて、それを携帯の使用時間に応じた料金によって回収している。従量課金制の欠点は、時間に応じて金額が高くなるため、情報通信の量が抑えられてしまう。また、携帯の中の情報は、携帯の中で完結しており、乗り換えるだけでもべらぼうに高い料金を取られた上に、古い携帯から新しい携帯に情報を移動するのも手間がかかる。

携帯の使いやすさを考える場合にはインフォメーションフローの観点から考えなければならないのではないだろうか?インフォメーションフローとは情報流通量のことである。詳しいことは省くが、この観点に立つと、確実に無線LANで固定性なIP携帯電話は普及していくと予想される。

(1/27/2003追加情報)

今年は、IP携帯電話の期待が高まっており、ユーザレベルでのIP携帯電話元年になると思われる。

(2/25/2003追加情報)

新聞の求人欄にBMC社の求人広告がチラホラ見られるようになった。事業説明会も2〜3月に行っており、本格的に事業展開しようという意気込みが感じられる。

(5/27/2003)

元クレイフィッシュ社長の松島氏がモバイルIP電話事業を展開へ。会社名はM2X(03-5322-2838)。5月内にアイティーファームに対して第三者割当増資を実施。技術はアメリカのベンチャー企業VLの技術を活用、無線LANとPHSを組み合わせるらしい。月額数百円程度の固定料金制を予定。(3)

(6/02/2003)

シスコシステムズ、無線 LAN 対応の企業向けモバイルIP電話機を国内発売。シスコ側はPHSよりも優位性があることをうたっているが、これは所謂モバイルIP電話の本命ではない。


参考URL:
 (1)ZAKZAK … フジテレビ系ニュースサイト
スリーディ.コム株式会社 … 3D立体映像技術をコアとした会社。Mobile IP Phone の分野に2003年3月に進出予定。その後は?
   ブロードバンドモバイルコミュニケーションズ株式会社 - スリーディコムの出資会社でIP携帯電話を推進。
鷹山(YOZAN) … 第3世代携帯電話用ICから無線関連事業にシフト。2002年秋に東京を中心にモバイルインターネットサービスを開始予定。
IP携帯倶楽部 … IP携帯電話の情報を集めてるサイト。

(2)日本経済新聞(12/17/2002)

(3)NIKKEI NET(5/27/2003)


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