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 株主総会

株主総会とは

株主総会とは、会社の組織、そのほかの重要事項及び取締役、監査役の任免権をもつ法律上の会社の最高機関。ただし、その意思決定の権限の範囲は法律で限定されており、事業活動に関する意思決定については取締役会に委ねられる。

 株主総会の主な決議事項は

  1. 会社の組織、業態に関する事項(定款の変更、資本の減少、解散、合併等) - <商法第343条 発行済み株式の総数の過半数に当る株式を有する株主出席し其の議決権の3分の2以上に当る多数を以て之を為す。>
  2. 機関の構成員の選任、解任等に関する事項(取締役、監査役、清算人の選任、解任、同報酬の決定その他) - <商法256条、商法256条の2等 基本的に定款に拠るが出席に要する株主の有すべき株式の数は発行済み株式の総数の3分の1以下には出来ない。>
  3. 業務運営、株主の利益に関する事項(配当その他) - <商法第239条、商法第283条>

の3つである。

実際にどう進められるのか?

3月末が決算の会社の場合、株主総会は6月末に開かれる。開催時間は大体10時である。議長は大抵の場合は代表取締役が務める。

株主総会は議長の挨拶から始まる。「本日はご多忙のところ、弊社の株主総会に出席してくださり、まことにありがとうございます。…。現在までに株主総会に提出された議決行使権数は○○であり、発行株式数の半分以上であるので、本株主総会は有効であることを報告いたします。」次いで、主任監査役が紹介され、監査役の方から、事業報告書が偽りのない旨の発言がなされる。

その後、大抵は議長による事業報告書の棒読みが始まる。(笑) 営業の概況、会社の課題、貸借対照表、損益計算書等々。

ここからは場合によるが、たいていの場合は議決項目に関しての説明がなされる。「今期の配当金は○○円にします。」等々

議決項目の説明が終了した時点で、株主からの質問を受ける時間が設けられる。(人気企業以外は、質問が殆ど無い)その後、各議決事項に対して、「本議決案に対して、賛成の方は拍手願います」といわれ、大抵の企業では拍手がおきて、株主総会が終了します。

皆さんも株主総会に行こう。 

 国会議員を選ぶのに選挙があるのと同じように、株式会社には、株主総会があります。よく選挙については、「選挙に行かない人間は、国に対して文句を言う資格は無い」とのたまう人がいます。これと同じ考え方をするならば、株を保有している以上、株主総会に行かない人は会社に対して文句をいう資格は無いでしょう。(もちろん、総会に行かなくても、議決権行使書を提出すれば総会に出席したことと同じですが)

 株主総会では、株主が取締役会に対して質問をする機会が与えられています。直接役員に対して、質問を言える機会というのはそう無いと思います。中小企業なら別ですが、大企業になるほど役員と接する機会は少ないはずです。だからこそ、株主総会に積極的に参加することは良い機会だと思います。

最近では、株主総会に力を入れている企業があります。それらの企業の中には軽食やお土産を出してくれる所があります。

余談

 株式組み入れのある投資信託を購入している方に対しては、私は会社に対しての所有権すらも放棄している人に見えてしまいますね。なぜならば、、投資信託の運営会社は、投資先の会社に対して議決権を行使します。その一方で、投資信託にお金を預けた人は、ファンドの運営者に対して責任追及の権利を有していません。つまり、投資家は運営者の不法行為に対しては法的に訴える事が可能な反面、投資信託の損益の責任に関しては、全部投資家本人が持っています。(投資信託は手数料がかかるのに、運営者に対して運営責任を追求できないのは、おかしいと思うんですけどね。) 皆さんは、どう思いますか?

  • 参考文献
  • 日本経済新聞社、「やさしい 日経経済用語辞典」(1998)
 

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