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 デイトレード

株・債券・為替等を1日の内に売買を修了させ、現金化した上で取引を終えることです。

デイトレードは短期で売買するため、中長期投資に比べリスクを抑えることができると良く言われます。しかし、リスクが低いということはリターンも低いという事を意味します。ここでは、デイトレードが得る価値(リターン)が何から来ているのかを考えてみたいと思います。

株価の形成には、企業の財務等といった内部要因と、株を持つ人の売買動向による外部要因があります。企業の財務や収益力というのは、数日単位で変化する物ではありません。したがって、短期売買になればなるほど、株を持つ人の売買動向による変動が支配的な要因となります。

ここで、話を少し変えて、「マクスウェルの悪魔」の話をしたいと思います。
マクスウェルは仮想の悪魔を家の窓際に立たせ、この悪魔は幸量の大きい分子を窓の中に取り入れ、幸量の小さい分子を窓の外に放出するとした。このようにするとその悪魔のいる家庭は際限なく幸せになっていくというわけだ。(もちろん家の外は不幸になっていく)

この話をデイトレードに置き換えると、
デイトレーダは画面の前に立ち、空売り価格よりも安くなった株を買入れ、買入価格よりも価格が高くなった株を売却した。このようにして、デイトレーダのいる家庭は際限なく幸せになっていくというわけだ。(もちろん市場は魅力的では無くなっていく)

と、なります。もちろん、マクスウェルの悪魔は成り立つはずがありません。

ただし、企業が価値を創造している限り、市場には価値が創造されます。よって、「デイトレーダの総獲得価値」<「市場に供給される価値」となっている間はデイトレーダ全員が利益を得る事ができます。

一方、「デイトレーダの総獲得価値」>「市場に供給される価値」の場合はどうでしょうか?この場合は、市場で取引している誰かが損をしています。

ここで、注意してもらいたいのが、市場に供給される価値の速度です。これはインクリメンタル(じわじわ)という感じなのです。よって、デイトレーダの数が増え、デイトレード自体が市場に影響を及ぼすようになると、ゼロサムゲーム〜マイナスサムゲームになります。つまり、誰かが得した分は、誰かが損しているはずです。(なぜならば、トレードすればするほど、手数料がかかります。ゆえに、デイトレーダが払う手数料以上に企業が価値を生み出しているとは考えにくいです。)

結論を言いますと、デイトレードはデイトレード自体が市場に影響を与えない範囲においてはギャンブル的ではない(注意1)が、デイトレーダが増えてデイトレード自体が市場に影響を与えるようになると明らかにギャンブルとなります。ギャンブル好き以外はデイトレーダになるべきではないと思います。

(注意1)ギャンブル的では無いと書いたが、取引する度に手数料がかかるという点で、手数料以上に稼がないといけないので、ある意味においては、ギャンブル的である。


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