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 何に対して投資をするべきか

あなたが投資をする時には、色々な指標を見ることでしょう。PER、PBR、ROE、ROA等々。しかし、指標自体は流行があるうえに、一つの指標は企業の1側面しか見せてくれません。では、本来何を基準に投資をすればよいのでしょうか?

一言で言ってしまえば、キャッシュを潤沢に稼ぎ出す事業エンジンに対して投資するべきでしょう。ただし、会社は事業で稼ぎ出したお金を事業拡大のために再投資する必要性があるので、事業拡大(老朽設備更新)のために必要なキャッシュ以上のキャッシュを稼ぎ出す事業エンジン(をもつ会社)に対して投資するべきです。

近年知的財産等の無体財産に対して財産的な価値をもっと認めるべきだという風潮がありますが、この風潮が高まれば高まるほど、投資家はバランスシートに騙されないように注意しなければなりません。なぜならば、例えば、1億円で他の企業の休眠特許を買収したとしましょう。その際に、会社はバランスシート上の資産の項に1億円分の特許を記します。その後、特許の切れるまでの日数を考慮して減価償却していくわけです。しかし、この特許がキャッシュを稼ぎ出さない以上、この特許の価値は0です。むしろ、維持費がかかるのでマイナスです。つまり、負債と同じ事。負債は車で言えばブレーキと同じです。

いくら良い事業エンジンに投資しても、エンジンを購入する時に高くかったのでは利益が出にくいのは当たり前です。幸い、市場というのは気まぐれなので、良い事業エンジンが安く売られるときがあります。その時こそ、全力で投資をするべきなのです。


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